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2017年にTBS系で放送されたドラマ『カルテット』。脚本は『東京ラブストーリー』『最高の離婚』『大豆田とわ子と三人の元夫』などで知られる坂元裕二。出演は松たか子・満島ひかり・高橋一生・松田龍平という豪華すぎる顔ぶれ。さらに主題歌「おとなの掟」(椎名林檎プロデュース)が大きな話題を呼び、今もなお「平成の名作ドラマ」として語り継がれています。
一見すると音楽ドラマですが、その実態はサスペンスあり、人間ドラマありの奥深い群像劇。4人が偶然出会って結成するカルテット「ドーナツホール」の活動を軸に、それぞれの秘密や嘘がじわじわと明らかになっていきます。
そんな『カルテット』は現在 Huluで全話視聴可能。この記事では、あらすじ・キャスト・見どころを徹底解説し、なぜ今観るべき作品なのかをお伝えします。
👉 Huluで『カルテット』を観る『カルテット』基本情報
- 放送時期:2017年1月〜3月(TBS火曜ドラマ枠)
- 脚本:坂元裕二
- 演出:土井裕泰、金子文紀、坪井敏雄
- 主題歌:「おとなの掟」Doughnuts Hole(松たか子・満島ひかり・高橋一生・松田龍平)
- 放送回数:全10話
キャストと役どころ
松たか子(巻真紀)
ヴァイオリン奏者。夫の失踪という過去を抱えながらも、どこか儚げな存在感で物語を牽引。
満島ひかり(世吹すずめ)
チェリスト。自由奔放に見えるが、実は大きな秘密を背負っている。愛嬌とミステリアスさを兼ね備えたキャラクター。
高橋一生(家森諭高)
ヴィオラ奏者。皮肉屋で口が悪いが、音楽に対する情熱と優しさを併せ持つ。セリフの一つ一つが刺さると話題に。
松田龍平(別府司)
カルテット結成の発起人でヴィオリニスト。穏やかで人当たりの良い性格だが、彼もまた秘密を隠している。
4人の関係性は一見「偶然」ですが、次第に「必然」であることが示され、物語は思わぬ方向へと進んでいきます。
あらすじ(ネタバレなし)
冬の軽井沢。偶然出会った4人の音楽家たちがカルテットを結成。
名前は「ドーナツホール」。週末は演奏をしながら共同生活を始めるが、それぞれの心には“嘘”や“秘密”が隠されていた。
- なぜ4人は出会ったのか?
- 彼らの秘密は何なのか?
- 本当に「偶然」だったのか?
物語は軽快な会話劇と美しい演奏シーンを織り交ぜながら、徐々に真実へと迫っていきます。
見どころ・魅力
1. 豪華キャストの化学反応
『カルテット』の最大の魅力の一つは、松たか子・満島ひかり・高橋一生・松田龍平という、実力派俳優4人が一堂に会した奇跡のキャスティングです。単に知名度があるというだけでなく、それぞれが舞台・映画・ドラマで高い評価を受けてきた俳優であり、彼らが揃って“会話劇中心”のドラマに挑んだこと自体が特別でした。
食卓を囲むシーンでは、台本にあるセリフを自然体でやり取りしているだけなのに、まるで自分も同じ部屋にいるかのような臨場感があり、観ているうちに「この4人の関係性をずっと眺めていたい」と思わせる不思議な力があります。演技のぶつかり合いではなく、互いの呼吸を感じながら生まれる“調和”は、まさにカルテットの音楽そのもの。キャスト同士の空気感を味わうこと自体が、このドラマの大きな楽しみです。
2. 坂元裕二脚本の言葉の魔力
脚本を手がけた坂元裕二は、日常会話を通じて人間の本音を浮かび上がらせる名手として知られています。『カルテット』でもその筆致は健在で、登場人物たちが何気なく口にする一言が、視聴者の心に鋭く突き刺さります。
例えば「人を好きになるっていうのは、一番最後に出てくるオマケみたいなものなんだよ」というセリフ。軽い冗談のように聞こえながら、恋愛観・人生観を一瞬で揺さぶる深さがあります。
また、沈黙の間や、わざと回りくどい言い回しにこそドラマ性が宿り、観る人によって解釈が変わる余白が残されています。視聴後に「自分ならどう返事するだろう?」と考えさせられるのも特徴で、セリフがそのまま人生のヒントになることも少なくありません。坂元作品の醍醐味を存分に堪能できるのが『カルテット』です。
3. 音楽と映像の美しさ
『カルテット』は音楽ドラマとしての側面も大きく、クラシックの名曲やオリジナル楽曲が随所で演奏されます。実際に俳優陣が練習を重ねて演奏しており、指使いや姿勢のリアルさも見どころ。音楽経験者が見ても違和感のない仕上がりになっています。
また、舞台となる軽井沢の美しい自然は、ただの背景ではなく物語の一部として機能。雪景色の静けさや、木漏れ日の中でのリハーサルシーンが、登場人物の心情を映し出すかのように映像美と融合しています。音楽と景色が溶け合う瞬間には、他のドラマでは得られない余韻が残り、「観る」というより「体験する」感覚に近いのです。音楽好き・映像美好き、両方に響く作品といえるでしょう。
4. サスペンス要素の緊張感
物語の表向きは「音楽家の共同生活」ですが、その裏には常に秘密と嘘が潜んでいます。なぜ4人が偶然出会ったのか、本当に偶然なのか、誰が何を隠しているのか…。序盤から小さな違和感が積み重なり、やがて大きな謎へと発展していきます。
日常の中でふとした言葉や仕草に「この人、何か隠しているのでは?」と思わせる空気感が漂い、観ている側もつい疑心暗鬼に。4人の関係が崩れるのか、それとも絆が深まるのか、最後まで緊張感を途切れさせません。
さらに、サスペンスでありながら過剰な演出はなく、あくまで人間関係の延長線上で生まれる心理的な緊張感。だからこそリアルで、視聴者自身の人間関係にも重ねてしまう。音楽ドラマでありながら“社会派心理サスペンス”としても楽しめる稀有な作品です。
5. 主題歌『おとなの掟』の衝撃
ドラマを象徴する要素として語られるのが、椎名林檎プロデュースによる主題歌『おとなの掟』です。主演4人によるユニット「Doughnuts Hole」が歌うこの曲は、大人になることの切なさや矛盾を鋭く表現しており、ドラマ本編と見事に呼応しています。
エンディング映像では、モノクロの画面に4人が佇みながら歌う姿が映し出され、観る者に強烈な余韻を残します。初めて観たときの衝撃はもちろん、何度観ても新しい解釈ができる奥深さがあり、「このエンディングを観るために毎話楽しみにしていた」という声も多数。
音楽とドラマのシンクロ率がここまで高い作品は珍しく、主題歌そのものが『カルテット』のもう一つの主役といえるほど。放送から時間が経った今も、この曲が流れると自然とドラマの名シーンがよみがえるファンも少なくありません。
視聴者の反響
- 「会話劇の完成度がすごすぎて何度も見返した」
- 「坂元脚本の真骨頂。セリフが刺さる」
- 「サスペンスなのに笑える、笑えるのに切ない」
- 「『おとなの掟』のMVだけで泣ける」
SNSでも当時は毎話放送のたびにトレンド入り。今も「坂元作品の代表作」として語られています。
Huluで観るメリット
『カルテット』は現在 Huluで全話見放題配信中。
Huluの魅力はそれだけではありません。
- 『カルテット』全10話を一気に楽しめる
- 他の坂元裕二作品(『最高の離婚』『大豆田とわ子と三人の元夫』など)もラインナップ
- 日本テレビ系・TBS系の名作ドラマが豊富
- 海外ドラマや映画、アニメも見放題で幅広く楽しめる
音楽・サスペンス・人間ドラマの三拍子が揃った名作を観られるのはHuluの大きな魅力です。
👉Huluで『カルテット』を観るまとめ
『カルテット』は、音楽を通じて偶然出会った4人の男女が、互いの秘密を抱えながら過ごす大人の群像劇。
美しい映像と音楽、坂元裕二脚本のセリフの力、そして豪華キャストの演技が融合し、ただの音楽ドラマでは終わらない深みを持っています。
初めて観る人も、久しぶりに観返す人も、Huluならいつでも名作の世界に浸れます。
この機会にぜひ体験してみてください。
青春ドラマが好きなら → 『チア☆ダン』紹介記事 も合わせてどうぞ。
音楽・サスペンス・人間ドラマの三拍子が揃った名作『カルテット』。
Huluならいつでも、全10話を一気に楽しめます。
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